お電話でのお問い合わせ(受付:平日10時〜16時)092-409-8333
12月5日に、福岡大学法科大学院で刑事模擬裁判がありました。
私は、犯行前後の事情を知っている証人役で呼ばれ、証人尋問をされることとなりました。大学院の模擬裁判でしたが、当日は、元裁判官、元検察官、現役の弁護士などがおり、まるで本当の裁判のような緊張感でした。
私は、いつもは質問をする側ですが、今回は質問をされる側でしたので、学生から質問をされるたびに、新しい発見がいくつもありました。
特に、質問する側が当然の前提として省略しやすいのが、いつ、どこで、誰の、誰に対する、何についての質問なのか、という点です。たとえば、「あなたが現場に着いた時の、2人の体勢や立っていた場所は?」という質問の場合、刻一刻と人の体勢や立ち位置は変わっていきますので、「私が車で到着したとき?」「2人に駆け寄っているとき?」「2人のところへ到着したとき?」といった疑問が出てきます。
こういった疑問は、自分が質問される側にならなければ気づきにくいですので、改めて良い勉強になりました。
今回は、コロナによる制限のある中での模擬裁判でしたが、模擬裁判自体は無事に終了することが出来たようです。
模擬裁判で奮闘されたみなさん、お疲れさまでした。
(弁護士 村岡)